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タナトスに触れる/袖野あらわ

作詞作曲:他人事
​編曲:袖野あらわ

ふとした瞬間に溢れる香りが
鼻の奥を劈くように
また何にも言えない言えない 人混みで呟いた 
今どうしようもないノーコンティニュー
君の肌を温めても 愛なんかと違って 熱はないのです

ほらぞんざいな言葉並べた
否、足はまだ傾く方へと

巡る輪廻時として 悲惨なこの泥仕合
触れたいのあんたの 見た色聴いた音
募る業もお見通しで ガラス張りの絞首台 
足りない脳並べて祈るだけ


隠したどうしようもないその響きが 
僕の鼓膜、震わすように 
擦れた傷は癒えない癒えない 彩りは薄らいだ花
等感覚で騒音って言う
そうやってまた伏せていても
意味ばっかりはらんで仕方ないのです

目が眩むよな日々を重ねた 
今、瞳から流れる頬へと

逃げるように追い越して 少しだけほろ苦い 覚めないの?アルジャーノン 痛いの?
呼んでるよ
刻む罰も取り消して
擦れ違う勘違い
曖昧と感けて(かまけて)
見てるだけ

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